研修旅行記 in France


 
グラン・アルシュ
                                           新名 秀樹




 










































1990年 デンマークの建築家ヨハン・オットー・フォン・スプレッケルセン&ポール・アンドリューによる。国際コンペで選ばれた。巨大な門型の建築である。

 門型の建築として1993年の原広司の梅田スカイビルがあるが、当時僕自身が学生時代で2つの門型の建築として印象に残っていた。ちなみにグラン・アルシュは、門部が剛接合で、梅田スカイビルはピン接合と言うことらしい。

 凱旋門を抜けシャンゼリゼ通りを通ってルーブルへ至る都市軸の延長線上にある。最上階展望台からの遙か前方に凱旋門が見える眺めは、印象的だった。


単純な形態の中にむき出しのエレベーターが走る。空中を昇って行き、上部スラブに吸い込まれるように入って行く感じは、面白かった。白い雲の様なテントと相まって軸線上の門型建築と言う単純なアイデアに別の要素を組み込んでいる様に思われる。


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