研修旅行記 in France


 
■ノートルダム寺院 
 
 
ゴシック建築の代表的な建物であるノートルダム寺院は、セーヌ川
に浮かぶシテ島に建つ大聖堂で、1163年パリ司教シュリーによって
着工し、1345年に完成した初期ゴシック建築です。
ノートルダムは「我らの貴婦人」を意味し、聖母マリアに捧げられた教会と言われています。
写真は寺院を横から見たもので、ノートルダム寺院は見る角度によっておもむきが変わりとても面白いと
思った。
建物内部へ入ると天井がとても高く、飛梁(フライングバットレス)という、外部から支える梁をあてること
で外に開く力を受けていました。これにより外壁を薄くでき、大きな開口を設けることが可能となった。
写真は寺院内部を撮影したもので、とても約660年前の建物とは思えないほど美しかった。
 
        
   ・上昇感を生む尖塔アーチ      ・ステンドグラスの大きな窓
              
 
■ポンピドゥーセンター
 
パリ市内にあるポンピドゥーセンターは周辺の伝統的な建築の中に
あり、とても目立った建物である。
レンゾピアノとリチャードロジャースが設計し、1977年に開館した。
当時は前衛的な外観から非難を多く受けたそうだが、今では多くの
人が訪れる美術館として町に溶け込んでいる。
 
建物内部に入り、天井を見上げると建物の構造・設備配管などが
むき出しとなっており、広々とした内部空間となっていた。
階段・エスカレーターも外部にむき出しとし、内部空間を様々な用途
に活用できるようになっている。
外部に設けたエスカレーターを筒状のガラスで覆い、それが建物の
特徴になっていた。ポンピドゥーセンターは現代美術を展示しており、
内容はいまいち分からなかったが、パリの歴史ある町並みに突如
としてあるこの建物自体が現代美術となっているように思った。


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