ケ・ブランリー美術館
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    フランス パリ研修旅行 H21.2 山本勝貴
    
    ケ・ブランリー美術館 Musée du quai Branly
    
    [2006年 ジャン・ヌーベル パリ7Quai Branly通り]
 この美術館は、もともと原始美術に興味を持っていた当時のパリ市長のジャック・シラクがアフリカ美術もルーブル美術館にと提唱していた人物と会い意気投合し、シラクが大統領になった際に在任中の代表的な文化プロジェクトとして建設された建物です。中には、アフリカ、アジア、オセアニア、南北アメリカの固有の文明・文化・芸術を扱っており、収蔵品は30万点に及ぶそうです。
     
    
    ジャン・ヌーヴェルが建物を設計し、池や起伏のある庭園はジル・クレモン、植物が植えられた外壁はパトリック・ブランが設計しています。
 建物は、褐色をベースに赤、黄、白といったアクセントを加えたアフリカ民族を思わせる色使いで、外壁には大小数々の箱が突き出し変化を持たせていました。また、生きた壁と呼ばれる植物が植えられた外壁は、ガラスのスクリーンのバーチャルな世界とは対照的に、生命を感じさせるリアルな世界が広がっており、両者が横に並び一つの作品になっていることに感動を覚えました。
 今回は残念ながら中には入れませんでしたが、次に訪れたときには建物内はもちろん、エッフェル塔からも見てみたいと思います。
 
       
      


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