ノートルダム寺院・ポンピドゥーセンター
                                   
                                                                                                                                                                                                          
   大西達郎
  2009年2月6日 岡山から韓国を経由し、フランスに到着した。パリ市内のホテルに着くと、さっそく夜のパリ市内を見物した。パリの町並みは全ての建物が歴史を感じさせる建物ばかりで日本の町並みとの違いに驚いた。市内は建物の外観・建物高さが統一されており、目立った建物や看板が無い為、食事を済ましホテルへの帰り道が分からなくなり、市内の地理を憶えるのに苦労をした。


宿泊したホテルから少し歩くとライトアップされたオペラ座が目に入った。パリ市内には歴史のある建物が普通に町並みに溶け込んでおり、教会や寺院・美術館などが多く、とても美しい町並みに感動した。ただ、よく見ると道路や歩道にはタバコの吸殻やゴミが多く、ツアーガイドに聞くとポイ捨てが当たり前だということが残念だった。
 
 
■ノートルダム寺院  
 
ゴシック建築の代表的な建物であるノートルダム寺院は、セーヌ川
に浮かぶシテ島に建つ大聖堂で、1163年パリ司教シュリーによって
着工し、1345年に完成した初期ゴシック建築です。
ノートルダムは「我らの貴婦人」を意味し、聖母マリアに捧げられた教会と言われています。
写真は寺院を横から見たもので、ノートルダム寺院は見る角度によっておもむきが変わりとても面白いと
思った。
建物内部へ入ると天井がとても高く、飛梁(フライングバットレス)という、外部から支える梁をあてること
で外に開く力を受けていました。これにより外壁を薄くでき、大きな開口を設けることが可能となった。
写真は寺院内部を撮影したもので、とても約660年前の建物とは思えないほど美しかった。
   
        
   ・上昇感を生む尖塔アーチ      ・ステンドグラスの大きな窓
 

・パリの基点となるプレート
              
 
■ポンピドゥーセンター






 
パリ市内にあるポンピドゥーセンターは周辺の伝統的な建築の中に
あり、とても目立った建物である。
レンゾピアノとリチャードロジャースが設計し、1977年に開館した。
当時は前衛的な外観から非難を多く受けたそうだが、今では多くの
人が訪れる美術館として町に溶け込んでいる。
 
建物内部に入り、天井を見上げると建物の構造・設備配管などが
むき出しとなっており、広々とした内部空間となっていた。
階段・エスカレーターも外部にむき出しとし、内部空間を様々な用途
に活用できるようになっている。
外部に設けたエスカレーターを筒状のガラスで覆い、それが建物の
特徴になっていた。ポンピドゥーセンターは現代美術を展示しており、
内容はいまいち分からなかったが、パリの歴史ある町並みに突如
としてあるこの建物自体が現代美術となっているように思った。


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